リリー選手

リリー・フランキーが好きです。
漠然と好きです。
そんなに詳しくはありません。
間抜けで的を得たコメントが良い感じ。
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
がホントは読みたいんだけど、その前にリリーさんの雰囲気を掴んでおこうということで、文庫本を買いました。

美女と野球 (河出文庫)

美女と野球 (河出文庫)

いや〜、面白い。
下ネタ、偏見のオンパレード。
こういう見方もあるんだなと感心するばかり。


偏見があるからいけないってわけじゃなくて、誰でも偏って物事を見る。
それは脳の働きとして正常。
好き嫌いは偏見以外の何者でもない。
重要なのは「それを許せるか」どうかと「偏見の度合い」だと思う。
許せなければその人とは合わないし、違う世界に住めば良いと思う。
しかし、その存在だけは知っておいても損はない。
「違う見方をする人もいるのだよ」と。
リリーさんは偏見を認めて「僕はそう見てますよ」とはっきり言っているのが凄いと思う。
多分この人は、別の見方があることも知っていて、あえてそうしている。
もちろん、「それは違うだろ」と思うこともある。
だけど、リリーさんが言う(書く)と「この人はそう考えてるんだな」と納得できる感じがある。


下ネタも満載。
下ネタ嫌いは読まない方が良いかもね。